雪解けと同時に、梅林のぬかるみをなんとかしようと、今年は大地の再生を少しづつ見様見真似で
取り組んでみる。水はけのよくないところへ水の流れる道筋を生み出す様に、溝を掘る。
じわじわと溝へ水が染み出し小さな川の様になって流れ出した。
ぬかるんだ土の粘着が足元を捉えてそして、スコップや鍬も離さない。
すごい力だ。
それでもコツコツとそれらの個性と上手く付き合いながら距離を伸ばして行く。
ゴールとなる抜け道までつながった時の嬉しい事!
続いては、竹林整備として無煙炭化器で作った竹炭を薄く溝へ撒いていく。
続いて、冬に剪定していた梅の木の枝を程よい長さに切りながら、絡めるように溝へ入れていく。
そんな溝へゆっくりじわりじわりと水が流れている様子も見える。
さて、どのように影響していくか今後の観察も楽しみだ。
大地の再生として、「点穴」をスコップなどで掘って、そこへ炭、枝、落ち葉などを上手く放射状に差し込ん
で行く作業も、ちょこちょこと取り組んで行くように日課にしてみている。
大掛かりに完璧にしようとすると、肉体だけでなく精神も追いついてきそうにない。
千手観音の様に、あれもこれもと様々なベクトルで動いている身であり、環境なので
「目処」をつけつつ、心地よく「達成感」を積み重ねて行けたらちょうどいいところ。
あたりを見渡すと、あんなにあった白い雪の塊はどこへ旅しに出かけたのか、全く見当たらない。
勝手なもので、ちょっと寂しい気持ちにも。
移住したての頃に植樹した、在来種の杉田梅が見事に成長し花芽をつけていた。
ポップコーンの様にふわりふわりと。
日本ミツバチも開花と共にどこからともやってきては、花の蜜を集めている。
マワリテメグル生命の美しき姿。